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2月21日

1行日記

谷川俊太郎の詩集「真っ白でいるよりも」を中古で買ったんですが、押し花が挟んでありました。

思いがけず子どもみたいな声をあげて喜んでしまった。

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表題作「真っ白でいるよりも」に惹かれて買ったのだけど、最初の詩で既にやられてしまった。

「なんにもないのになにもかもある

それこそ私の最大の贈り物

それを私は愛と呼ぶのだ」

 大好きな人たちとの会話を思い出す。「どんな人なんだろう」と探り探り話していた話題も尽きて、訪れる沈黙。話しても話しても話したりないくらいなのに、会話の切れ目にふと漂う沈黙。帰り道に一日の楽しかった瞬間を思い出して浸っているときの沈黙。最近だと、寒い日の夕方、逃げ込んだ喫茶店で熱いコーヒーを飲んでいるときの沈黙。

 何もないのに何もかもある瞬間、満ち足りた瞬間。

 ああ。

 わかる、そういうのって愛だよねえ。

 

 ・・・・どうする、どうするのこれ?

 最後まで辿り着けるかしら、それとも心臓をやられて絶命?(それでも一向に構いませんけれど)

 

 

 

真っ白でいるよりも

真っ白でいるよりも