読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ツボミ

 

f:id:masunomachiko:20140926095014j:plain

1日とちょっとよそへ行っていただけなのに、帰ってきたら空気が甘く匂っていた。疲れてるから気のせいかなと思いつつ、記憶を辿って金木犀の木があるあたりをうろついてみる。道の端にうんと寄って、塀の上に顔を覗かせる枝葉に顔を近づけてみる。甘い香りはしても、白い小さな粒粒が見えるばかりで橙色の花は見当たらない。別の木なんだ。ああ、やっぱり気のせいか、疲れてると嗅覚までおかしくなるのかな、なんて思いながらまっすぐ歩いて帰る。

家の近くの金木犀の垣根の前を通ると、やっぱり甘いにおいがした。顔を近づけると花の代わりにあったのはあの白い粒粒。あ、もしかして。やっと頭が動き出す。ツボミだったのか。やっぱりさっきのは金木犀だったんじゃないか。

久々の学校に慣れたらちょうど秋くらいかなと思っていたけど、秋、案外もうそこまで来ているみたいです。